私の腕に人差し指でつんつんとニヤけながらしてくる琉生にそっぽを向いて



「何でもないし。」



そう言った。



「いっつもそーいうよね何かあるくせにー」



ムスッと子供のようにぐれたようにみせる琉生は

やっぱり愛くるしくて…

凄く安心出来るんだ。












ー来年もクリスマス一緒に過ごそうー



そう言ってくれた去年の約束。

颯斗として忙しい今年は無理なんだよね…?

一緒に居たかった

でも、琉生はみんなの颯斗だから

だからこんな「わがまま」なんて言えないよ









絶対に言えない。