琴美はイライラした気持ちで自分のマンションに帰って来た。
日本へ帰って来た時に借りたマンションの部屋は2部屋とキッチン、バス、トイレの使い勝手の良い物件だ。
築20年なので都心に近い割には家賃が安い。
鍵を開けて中へ入ると玄関に男物のスニーカーが乱雑に脱がれていた。
あきらだ。
最近、だらしなさに嫌悪感を感じるようになってきた。
琴美はため息を吐いて中へ入った。
リビングとして使っている部屋にはあきらはいなかった。
ベッドで眠っているかマンガを読んでいるのだろう。
寝室に行くと思ったとおり、あきらは寝そべりながらマンガを読んでいた。
「あ、お帰り」
ちらっと琴美に視線を動かすとすぐにマンガの方に戻る。
「あきら、仕事は?」
「あー 辞めた 店長と馬が合わない」
昨日コンビニの仕事を始めたが、あきらの勤務態度に店長が激怒し辞めさせられたのだ。
「どうして続かないのよ!?」
「ああいう仕事は向かないんだよねー 俺、ホストになろうかな 先輩から誘われているんだよね」
半身を起こし、肩肘を付いた格好で琴美を見る。
日本へ帰って来た時に借りたマンションの部屋は2部屋とキッチン、バス、トイレの使い勝手の良い物件だ。
築20年なので都心に近い割には家賃が安い。
鍵を開けて中へ入ると玄関に男物のスニーカーが乱雑に脱がれていた。
あきらだ。
最近、だらしなさに嫌悪感を感じるようになってきた。
琴美はため息を吐いて中へ入った。
リビングとして使っている部屋にはあきらはいなかった。
ベッドで眠っているかマンガを読んでいるのだろう。
寝室に行くと思ったとおり、あきらは寝そべりながらマンガを読んでいた。
「あ、お帰り」
ちらっと琴美に視線を動かすとすぐにマンガの方に戻る。
「あきら、仕事は?」
「あー 辞めた 店長と馬が合わない」
昨日コンビニの仕事を始めたが、あきらの勤務態度に店長が激怒し辞めさせられたのだ。
「どうして続かないのよ!?」
「ああいう仕事は向かないんだよねー 俺、ホストになろうかな 先輩から誘われているんだよね」
半身を起こし、肩肘を付いた格好で琴美を見る。