「んー…。コレッ!」



ずきんちゃんは、
小さなマネキンが被った、赤いズキンを指差しました。



『はいはい…』



お母さんは、
そのズキンを外して、
レジへと向かい…


『お願いします。』



そう言って、
お母さんはカウンターにズキンを、



フワッ…



と、置きました。