秘密な私の愛しき人

「穂樺、大丈夫。こいつは俺達のこと知っているから」


そう言うと穂樺は安心した顔になった。


「そっか。初めまして、穂樺です」


穂樺は頭を下げた。


「笹島 樹です!琉とは同期なんだ。それと…俺とは前に会ったことあるよね。穂樺ちゃん♪」



「えっと…学園祭のときに」



「俺のことは『樹』って呼んで♪」


こいつ…穂樺に会ってかなりテンション上がっているな。



「あれっ?兄貴帰ってきたんだ」


リビングから洸が出てきた。


「洸!?なんでいるんだよ」



「洸くんうちで晩ご飯食べたいって言うから一緒に帰ってきた」


ニコニコしながら言う穂樺。



くそ…
樹といい洸といい、俺と穂樺の時間を邪魔しやがって。