秘密な私の愛しき人

俺は柄もなく叫んでしまった。

樹は相変わらずニコニコしている。


「いいじゃん!たまには琉と飲みたいしさ~」



「お前…ただ穂樺に会いたいだけだろ」



「バレた?」


樹はあっけらかんと言う。



そう。樹は学園祭で穂樺と会って以来、何かと聞いてくる。



だから会わせたくなかったんだよ…ι


「頼むよ~!」



「絶対、嫌だ!」


なんでからか樹に穂樺を紹介したくない…


なかなか首を縦に振らない俺を見て樹は耳元でコソッと言った。


「なら…会社に結婚してることバラしていい?」


“バッ!!”っと樹に振り返るとニヤニヤしていた。


「なっ?このことは絶対に誰にも言わないからさ」


こいつ…俺を脅しやがって~