秘密な私の愛しき人

『これをもちまして、卒業証書授与式を終了します』



そして、夢のときが終わる時間になった。



私は体育館を出た。



「美佳~~!」


「穂樺~~!」



私達は泣きながら抱き合った。



私達だけじゃなくて周りの子たちも泣いている。



ここにいるみんながそれぞれの未来(みち)に進むんだ。



「記念に写真撮ろうよ!」


1人の子がカメラを持って言った。



「撮ろ、撮ろ♪」



みんなが自然と笑っていく。



そうだ。今日が最後なら尚更、笑顔でいなきゃ。



そうして私達は何枚も写真を撮った。



「穂樺。琉さんは来てないの?」


美佳がコソッと聞いてきた。