秘密な私の愛しき人

少なくとも私と琉ちゃんが結婚していることは隠し通さなければいけない。


小実さんは琉ちゃんの元カノ…


たぶん…今も琉ちゃんのことを…



「ねぇ」



いきなり小実さんが口を開いたから私は伏せていた顔をあげた。



「琉とはどれぐらいなの?」


「えっ?」



どれぐらいって何が?



「琉と付き合っている期間よ」


小実さんは相変わらず笑っているが今はそれが逆に怖い…



でも、ここは…



「あの…何を言っているんですか?私と琉兄ちゃんは親戚同士なんですよ。付き合ってるって…」



私は一生懸命、嘘をついた。



「クスッ…本当は嘘なんでしょ?2人揃って嘘つかなくていいじゃない」