―虎桜伝 K O O U D E N―



腕を組んで考える。


…私、確か変なお店の中にいたよね?


そう、それでおじいさんに虎門の居場所を教えてもらおうとして…


…で?


おじいさんが私の額に手を当ててきて…


……で?


その後の記憶が…無い。


気付いたらこんな、


何にもない野原。