せーしゅん。【短編集Ⅲ】



―下校。


俺と早川はいつもより歩くのが遅かった。


なぜなら・・・


「あー体のあちこちが痛い。


あんなに筋トレやったら全身筋肉痛じゃねぇか」


「当たり前だろ、お前がしゃべってたんだから。

先輩が起こるに決まってんじゃんか。」


「お前もだろ」


「おーい!タケル~!早川~!」


後ろから部活帰りのセツナが手を振って走ってくる。


昔から悪ガキだった俺らは後ろから人に追いかけられると

つい逃げたくなる習性がある。