せーしゅん。【短編集Ⅲ】



「あいつら、いつもコートのネット越しに来て俺に

“男女で部活やるなんて不公平だ。

こんな部活、潰してやる!!!!”なんてほざいて

ずっと思川のこと見てたんだぞ。」


部長は思い出に浸る。


「そんな事があったのですか・・・。」


変態か?あいつら。


「まっ、俺もあいつらだったらそうするだろうな。」


自分で変態発言したぞ、こいつ。


「けど、そんな奴らが来ないと

寂しいもんだな・・・。」


あたしたちはテニスコートのネットを見る。


あそこでいつもあいつらはいちゃもんつけていたのか・・・。


もう少し早く気付けばよかった・・・。