せーしゅん。【短編集Ⅲ】



引いている早川をよそに俺は思ったことをセツナにぶつけた。


「てかさぁ~、なんで猫かぶっているわけ?」


「あっ、それ俺も気になる・・・。」


俺と早川はセツナを見た。


セツナはケロッとした顔で言う。


「ん、そんなのべつに普通だよ。」


普通?

意味が分からないという顔を見せるとセツナは笑って答えた。


「進学のためさ!今のあたしで暴れたら絶対に内心悪くなって高校にひびくし。」


「うわっ、何だよそんな事かよ。」

「らしくねぇなぁ。」


「そうかぁ?でも、自分で決めた事だ。何としてでも貫き通す。目指せ私立光道高校!!」


そう言って、遠くを見て目を輝かせるセツナ。


「私立光道!?」

早川は大げさに驚く。


「どこだよ、そこ。」

「はぁ?知らないのかよ。有名な高校なんだから知っとけよ。

そこは、ここからメチャ遠くて、メチャ学力が高いんだぜ?」