せーしゅん。【短編集Ⅲ】



保健室―。


「どうも、サンキュー!助かった。」


早川はベッドから降りてワハハと笑う。


「お前は陰が薄いんだから気をつけろよ。」

俺はふんっと鼻を鳴らす。


「んなの、一人でいる時ぐらいだろ。クラスだと、お前よりモテるもんね。」

今度は早川はへんっと胸を張る。



「結局、早川にもバレちゃったか…。」

セツナははぁ…とため息をする。



「あの時は驚いたよ、おしとやかの思川さんが暴言使うなんて・・・。」


「でも、これが本当のあたしだし。」

まじまじと見る早川にセツナはうつむく。


「うん、だから俺といるときも"内"でいいよ。その方が楽だろ??」


「楽っつーか、思った事がガツンと言えるからスッキリするんだよ。」


「うわ・・・。」