「真南斗様、可哀想…」 「凛様も、あのこのどこがいいのかしら」 …。 もう、何とでも言いなよ。 あたしは、机に顔を伏せた。 こういう時の女は、世の中で一番恐ろしい。 「あんなこが凛様の彼女なら、私も狙えば良かった」 誰かが、こう言った …と同時に。 「てめぇなんか、夜宵にはかなわねぇよ。夜宵とお前、一緒にすんな」