「怖い?」


何度も聞いてくれる先生。


「恥ずかしい…だけ」


そう言う私の手を握りしめ


「でも、震えてる」


「止めないで……」


私を気遣う先生の首に手を回し、先生を引き寄せた。


「お願い…抱きしめて」


一糸纏わぬ姿で抱き合う2人。
全てが溶け合い混ざり合っていき、私達の体は1つになっていく。

吐息が会話の様に2人の間を飛び交い、より体を火照らせている。

やがて、『恐怖感』から『幸福感』で胸がいっぱいになっていく。


「純那…本当に…大丈夫か?」


最後の確認を、キスで了承する。

そのキスが終わるや否や、私達は一つになっていった。


下腹部に痛みがはしる。


先生は私を気遣いながら、ゆっくりとゆっくりと一体化していく。

だんだんと息が荒くなる先生の腕にしがみつき、目を瞑った。


『先生、好き』


『俺も…愛してる』


その言葉と共に、先生は力強く私を抱きしめた。