先生は、近くの大型スーパーの駐車場に入ると、端っこに車を停めた。
「そんな事を気軽に言うもんじゃないぞ」
いきなり先生口調になってるの。
でもね。
最近分かったんだけど、そう言う時の先生って気持ちを自制している時なんだ。
「気軽じゃないもん。先生の事が好きだからだよ」
先生は私の方を向くと
「ダメ。純那が卒業するまで我慢する。だから純那も卒業まで我慢してな。
それでもまだ純那が俺の事を好きだったら……その時は、純那を…」
「…私を??」
先生はニヤリと笑うと
「食べちゃう」
って、やっぱりエロ教師だっ!!!
「先生!!!教師がそんな事言っても良いの?」
私が驚いた顔で聞くと
「良いの。卒業したら元生徒になるから」
って、そう言う事聞いたんじゃないんだけど。
いたずらっ子の顔をする先生に、
「我慢出来ないって言ったら?」
かなり意地悪な質問。
そう言う質問も
「我慢させるから大丈夫」
って、サラッとかわしてしまう先生。
だけど、今日の私はいつもよりちょっとしぶとかったんだ。

