緊張したままのお皿洗い。

先生の吐息が耳にかかってる。

耳が一瞬にして心臓に変化する。



―――――ドキドキ



洗物が終わって、手を拭くために先生から逃れる私。

先生は台所から出てまたソファーに座る。
テレビをつけ、マッタリとくつろぐ先生。

私はどうして良いか分からなくて、突っ立ったままオロオロしていた。


「こっちに来て座ったら?」


先生は自分の横をポンポンと叩くと、私を手招きした。

「う…ん…」

先生の横に行くと、一番端っこに座った。

どうしても、意識してしまう距離だから…
なるべく緊張しないように一番端っこ。


しかし、先生にはそんな事は通用しないみたいで、私の手を掴んだかと思ったら


「純那、遠すぎ」


その声と共に、私を引き寄せる。
意とも簡単に2人の距離は縮まる。


先生のすぐ側まで来た私のおでこに



優しくキス。




繋がれたままの手は、緊張のあまり震えていた。


そんな事はお構いなしに、私の指を弄ぶ先生の指。




先生……



それ、エロいよ。