真っ赤な私に

「どうしたの?大丈夫」

って聞いてくるさゆりさん。

「はっ、はい」

そう言った私は、

『すいません』

とその人に呼ばれて席まで行った。


その人は

「おすすめは?」

って聞いてきた。


「く…黒蜜きなこあんみつ…です」


声が裏帰りそうな私。


「じゃあ、それで。たくさんサービスしてくださいね」


私は俯きながら、注文を書き込んだ


「…ってか…なんで来てるんですか?先生来るの早すぎだよ」


そう、私が真っ赤になってるその人は


『真咲先生』


「だめ?純那のバイト姿見たかったから」


そんな事をサラッと言われて、さらに真っ赤になる私。


「バカっ!!」


そう小声で言って、厨房に逃げ込んだ。