「せんせ……もう無理…」



鼻の奥がツンとして、
先生がだんだんかすんでくる。



「どうしたんだ?新庄?」



先生は私の手を上から握りしめてくれた。



暴走し始めた私の心は、自分自身でも止められないくらい加速度を上げていた。






ガマン出来なかった私は






気が付いたら







『…先生……好き…』







そう口に出していた。







そう、禁断の言葉を……