***** 翌朝、私は私の隣でやかましく鳴り響く携帯電話の着信音で、嫌々に目を覚ました。 「も…しもし…」 《あ、美咲? 起きてるー? 大丈夫ー? 1限目、終わっちゃったよー!》 涼子の労るような優しい声にも、“授業をサボった”という罪悪感からか、身体は緊急に反応する。 「涼…子? えっ!? マジでっ? そんな時間?」 《疲れてるだろうし、今日は寝てなよ〜》 「いや、行くよ、行く! 起こしてくれて、 本当にありがと!」 .