「だからぁ…・・・さっきから何だよ。俺の顔に何かついてる?」
「あの・・・・・・もしかして気づいてないんですか?」
「何がぁぁ??」
教習原簿に書き込んでいた手を止め、俺もその子を見る。
「あなたは自分のかっこよさに気付いていないんですか?」
コイツ、バカだ。
長年ここで働いているが、こんなことを真っ正面から言ってきたのはこの子が初めてだった。
「は?お前、頭大丈夫?」
それが、コイツとの出会い。
川島なずなとの出会いだった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…