「………そう…
詩音ちゃんは幸せ者だわ。璃久にこんなにも想われてるなんて」






本当に幸せ者……。




私には“幸せ”は来ないのに…………。




でも…


「璃久………私のお願い一つ聞いて」




璃久は軽く頷き、「なんだよ?」と聞く





私の願いは一つだけ。






それは……………