私が俯いて歩いてると璃久が私の顔を覗きこんように見た 「元気ねぇーけど、なんかあった?」 璃久、アナタだけだわ こんな優しい言葉をかけてくれるのは… 「……何でもないわ」 「ふーん。ならいいけど」 璃久はまた歩きだし、私も璃久の背中を追った そして璃久と別れ家に入ると真っ先にお母様が待っていた。