私と璃久は家が近いから一緒に登下校をする

そして下校のとき…



「ねぇー璃久
また今日も告白されたの?」


「あぁ……まぁ断るけど」



璃久はもう口調が変わり自分のことも“俺”になっちゃったし…


一言でいえばクールになった。




「璃久の好きな女の子には会えないの?」



私がそう聞くと、璃久はいつもより低い声で答えた



「詩音にはまだ会えない……

でも高校生になったらまた会えるから」