「そりゃ、誘われたからさ。でもレベル3に行きたいから参加はしないさ」

「だから、ここにいなかったのですね」

「で、どうだった?」

「最初はおじさんたちが優勢だったけど、すぐにたくさんのロボットが出て来て、逆転して反乱していたおじさんたちは全て連れて行かれました」

「予想通りだ」

「あのロボットには簡単には勝てないですね」

「だから、無駄なことをしないで、我慢することじゃな」

 語野字は大笑いをした。

 時間の感覚がないし、誰が『レベル3』に行ったかもわからないが、四十歳以上は『レベル3』に行きづらいのではないのか。