数日後。
体の調子が良かった龍貴が
久しぶりに学校へ来ている。
今は昼休み。
図書館に来て、
借りる本を選んでいた。
美雨は隣に自然と
寄り添っている。
この間、龍貴に
病気の事を聞いてから、
美雨はますます
龍貴を側で
支えたくなっていた。
それだけではない。
少しずつ、自分でも
龍貴を意識して
いるのが解るのだ。