花火のあとの
ざわめきを
覚えている

あなたが
粉々になった光の粒の向こうで
笑っているのが見えた


よせてはかえるさざなみ
冷たくやわらかい夏の香り

始まりの意味を知った
確かに聞こえた



胸を叩く 足音