まっしろ。


貴方の吐く息も
世界も

純白に染められた ソレは

時には冷たく
時には温かく

私たちを 包んでいく

一生懸命 自分で編んだマフラーは
どこかのブランドものよりもずっとずっと柔らかくて 

貴方の手の平は
手袋よりもカイロよりも
握ってるだけで私の気持ちをほっとさせる

来年もこうしていられたらいいね、なんて
貴方と 笑いながら歩く帰り道



冬は好きだ

でもそれよりもっともっと



君が好きだ