「その反応だと、当たりました?」

先輩が小声で問いかけてきたので、私は笑顔で頷いた。

2種類のカードが出た☆

1枚はダブりだけど、お守り用に生徒手帳にはさんでおこう♪

「何でだよっ!」

「っ!?」

私と先輩は視線を合わせ、声のした方を見た。

フロアで店員が1人の少年に怒鳴られていた。

「でっですから、当店ではお客様にお1人様につき、1つしかお売りできないんですよ!」

…その言葉で、ピーンときた。

本日発売の、私の手元のゲームが原因だな。

この店どころか、他の店や通販でも、お一人様一点限りが多いからなぁ。