マンガやゲームやアニメとかでは、かなりの経験は積んでいるケド…。

ふと桂木の顔が浮かぶ。

お試しとして、アイツと?

…何かそれでは桂木に悪い気がする。

柊は…それこそ悪友だしな。

でも身近な恋愛経験者なんて、あんまりいないしなー。

クラスメートや友達のを聞いても、小説のネタになりそうなのはないし…。

……何だか考えれば考えるほど、頭が痛む。

私は一度ページを閉じて、ベッドにねっころがった。

そしてふとカレンダーを見て、飛び上がった。

「やばっ! 明日、ゲームの発売日だった!」

待ちに待った、人気ゲームの発売日が明日!

忘れてたなんて…それだけでショックだ。

でも思い出せただけでも良い!