広がる潮の香り。見事なまでの境界線。



俺は再び海へとやってきた。

新しいカメラと、気持ちを抱えて。



隣にはまだあまりよく知らない彼女がいる。



砂浜で彼女は波と戯れている。

これこそが理想の景色なのだろうか。


・・・とにかく過去は繰り返さない。

また同じ失敗をしたとしても、残った景色は全く違うはずなのだから。