『アハハハ。おもしろいね、お兄ちゃんたち。
合ってるよ。』
男の子の乾いた口調の言葉と、幼い容姿でチグハグだった。
10歳くらいだろうか。ヒナの肩くらいの背丈のあどけない男の子だ。
黒髪に赤い瞳。
動きやすそうな白と黒の式服から黒の鉢巻きのような布がたなびく。
ヒナはこの男の子にただならぬ感覚を感じていた。
〜この子は…『何』?
宝珠じゃあない……でも…〜
「あなたは誰?」
ヒナは問いただすように尋ねた。
『ボク?
ボクはデスターだよ。』
「宝珠なの?」
『さあ…どうだったかな?』
「ガキ!ふざけてると痛い目みるぞ。」
こうが脅すように喚く。
デスターはこうの脅しなど無視するように言葉を続ける。
『お兄ちゃん。ボクと遊ぼうよ』
「あ?」
デスターは石碑から降りるとこうの目の前に立つ。
『…力。欲しいんでしょ?』
合ってるよ。』
男の子の乾いた口調の言葉と、幼い容姿でチグハグだった。
10歳くらいだろうか。ヒナの肩くらいの背丈のあどけない男の子だ。
黒髪に赤い瞳。
動きやすそうな白と黒の式服から黒の鉢巻きのような布がたなびく。
ヒナはこの男の子にただならぬ感覚を感じていた。
〜この子は…『何』?
宝珠じゃあない……でも…〜
「あなたは誰?」
ヒナは問いただすように尋ねた。
『ボク?
ボクはデスターだよ。』
「宝珠なの?」
『さあ…どうだったかな?』
「ガキ!ふざけてると痛い目みるぞ。」
こうが脅すように喚く。
デスターはこうの脅しなど無視するように言葉を続ける。
『お兄ちゃん。ボクと遊ぼうよ』
「あ?」
デスターは石碑から降りるとこうの目の前に立つ。
『…力。欲しいんでしょ?』