「ふた……ご座?」
こうは動かぬ口で、ヒナに呟く。
「星座よ、星座!!
そうゆうおとぎ話、よくおばあちゃんが話してくれたじゃない!
覚えてないの〜?
あんた6月生まれの双子座だから何度も聞いたじゃん!」
こうの胸の鼓動と、表情に気付かず、ヒナは得意げに続ける。
その場にいる誰もが、その名を知らぬと思って。
「兄、カストル。
弟、ポルクス。
2人は仲が良い双子座で、ある時カストルが…」
「ヒナ!!!」
いてもたってもいられず、こうは叫んだ。
「あとで…聞く。
今は聖龍剣を…調べなきゃだろ?」
声が震える。
なぜだか、その名に畏れを感じる…
なぜ………?
そんなこうの表情を見てヒナはやっと、何かに気付く。
「こう……どしたの…?」
「……お前さん、なぜ聖龍剣の事を知りたい?」
2人の会話、こうの顔色を伺い、空気を変えるように男は静かに聞いた。
強い、まっすぐな視線。
こうは一度短く目を閉じ、応える
「自分の……進むべき道を知るために聖龍剣のことがどうしても知りたい」
こうは動かぬ口で、ヒナに呟く。
「星座よ、星座!!
そうゆうおとぎ話、よくおばあちゃんが話してくれたじゃない!
覚えてないの〜?
あんた6月生まれの双子座だから何度も聞いたじゃん!」
こうの胸の鼓動と、表情に気付かず、ヒナは得意げに続ける。
その場にいる誰もが、その名を知らぬと思って。
「兄、カストル。
弟、ポルクス。
2人は仲が良い双子座で、ある時カストルが…」
「ヒナ!!!」
いてもたってもいられず、こうは叫んだ。
「あとで…聞く。
今は聖龍剣を…調べなきゃだろ?」
声が震える。
なぜだか、その名に畏れを感じる…
なぜ………?
そんなこうの表情を見てヒナはやっと、何かに気付く。
「こう……どしたの…?」
「……お前さん、なぜ聖龍剣の事を知りたい?」
2人の会話、こうの顔色を伺い、空気を変えるように男は静かに聞いた。
強い、まっすぐな視線。
こうは一度短く目を閉じ、応える
「自分の……進むべき道を知るために聖龍剣のことがどうしても知りたい」