「生命の宝珠…リメイア…」
ヒナは手に入れたばかりの力を本に納め、もう一度目を閉じて言葉に出してみた。
何かを決意するように、顔を上げるとヒナはリュウを振り返る。
「リュウ!その卵を泉へ」
「ヒナ……?」
その言葉に一瞬、戸惑いを見せるリュウ。
「今なら。この龍の子が、人と宝珠と龍の掛け橋になるかもしれない!」
「は?」
「見せてあげるの!!龍は人の道具でも、世界の敵でもない!
飛ぶために、自分のために生きてるってとこを!」
「リメイア。少しだけ力を貸してね。」
囁くように本に呟き、詠唱の陣をとる
すると、卵は自らの意志を持つように、導くように泉へ光を灯す。
強い、白い光。
リュウは泉へ卵を託すと、胸のクロスを握りしめ、祈りを込めた。
まるで、自らの命を込めるように。
『悪しき楔に繋がれし、小さな光。その聖なる祝詞と祝杯にて、暗雲をとかし、新たなる光を導け!
生命の宝珠、リメイア!!』
ヒナは手に入れたばかりの力を本に納め、もう一度目を閉じて言葉に出してみた。
何かを決意するように、顔を上げるとヒナはリュウを振り返る。
「リュウ!その卵を泉へ」
「ヒナ……?」
その言葉に一瞬、戸惑いを見せるリュウ。
「今なら。この龍の子が、人と宝珠と龍の掛け橋になるかもしれない!」
「は?」
「見せてあげるの!!龍は人の道具でも、世界の敵でもない!
飛ぶために、自分のために生きてるってとこを!」
「リメイア。少しだけ力を貸してね。」
囁くように本に呟き、詠唱の陣をとる
すると、卵は自らの意志を持つように、導くように泉へ光を灯す。
強い、白い光。
リュウは泉へ卵を託すと、胸のクロスを握りしめ、祈りを込めた。
まるで、自らの命を込めるように。
『悪しき楔に繋がれし、小さな光。その聖なる祝詞と祝杯にて、暗雲をとかし、新たなる光を導け!
生命の宝珠、リメイア!!』