「腕輪……割れてる」
ヒナはこの世界にきたばかりの時にこうの腕に付いて離れなかった腕輪の残骸を見た。
銀の装丁も、紅い装飾も粉々に割れて、もう腕輪として使うことは不可能だった。
【この腕輪を決して離してはなりませんよ。】
初めて出会った宝珠、セレナーデの言葉が蘇る。
〜なんだろ…なんか…
変な感覚がする…
あの剣。ただの剣じゃない。何か重大な何かを…〜
「ねぇ、こう……!」
「さ!かかってきやがれ、宝珠!!」
ヒナの心配する想いとは裏腹にこうは剣を手にし活気づいて叫んだ。
「なんだかわかんねーけど、お前と戦える力が今ならある!
オレは剣道の腕は自信あるんだぜ!!」
『……………愚かな。』
そんなこうを見て宝珠は目を閉じ、再度手を挙げた。
「風!!」
ヒナはこの世界にきたばかりの時にこうの腕に付いて離れなかった腕輪の残骸を見た。
銀の装丁も、紅い装飾も粉々に割れて、もう腕輪として使うことは不可能だった。
【この腕輪を決して離してはなりませんよ。】
初めて出会った宝珠、セレナーデの言葉が蘇る。
〜なんだろ…なんか…
変な感覚がする…
あの剣。ただの剣じゃない。何か重大な何かを…〜
「ねぇ、こう……!」
「さ!かかってきやがれ、宝珠!!」
ヒナの心配する想いとは裏腹にこうは剣を手にし活気づいて叫んだ。
「なんだかわかんねーけど、お前と戦える力が今ならある!
オレは剣道の腕は自信あるんだぜ!!」
『……………愚かな。』
そんなこうを見て宝珠は目を閉じ、再度手を挙げた。
「風!!」