カエルの王子様

「また会えますか?」


「何故?
今日会ったばかりです。」


「それは分かっています。
私は城で家臣として、
働いているので、
毎回は会えませんが、
私は貴方に会いたい・・。」


俺の言葉に彼女は、
俯いて何も話さない・・・。


「誰か好きな人でも、
いるのですか?」


「ええ。」


彼女の即答する答えに、
俺の心は負けなかった。


「それでもいいです。
貴方を好きになりました。
気持ちを知っていたただいて、
ありがとうございます。」


俺はそう言って、
馬に乗って走り去った。