カエルの王子様

「キリさん?」


「おお。
ポンじゃないか?」


「どうしたの?」


「マリーに用事があって、
やって来たんだよ。」


「本当?
マリー様落ち込んで、
大変なんだよ。」


俺は隠れて聞いていた。


「バンは確かにカエルだよ。
けどマリー様の笑顔を
取り戻してくれた。」


「そうだね。」


「さっきスキー様達が、
通ったのは知っている?」


「ああ。」


「憎いよ。
こんな姿をさせたヨーサーが、
一番憎いよ。」



ポンはため息をついた。