「おい!!
何処に行った!!」


「分からない。
あんな綺麗なカエル
見たことがなかった。」


「ああ。
捕まえて高く売って、
酒を沢山飲めるのに!!」


彼らは必死に、
俺を探していたけど、
現実を知らされた俺は、
出て行くのに躊躇った。


彼らに捕まって、
少しで役に立てれたら、
村が潤うのであればいいが、
それも出来ない情けない、
俺であった。