「だめだめ、クリボウ。俺今日暇なんだよね。」 「いや、あのぅ、私バイトが…」 「大丈夫。今日休みって言ってたから?」 「はい?」 誰が?っていうか疑問? などという言葉を発する前にガシッと肩を捕まれる。 「俺が大人の遊びっつぅもんを教えてやっから」 更に満面の笑みを向けられて思わず赤面してしまう私。 違うのだ。決して嶋朋弥に恋心を抱いている訳ではなく、 男性に免疫のない私の意に判してこんなカッコ悪い事に…。 完全に半泣きの私。