PRAY MACENARY

「つまり、そこで幾らかでも敵の数を減らそうと言うわけか。」

白井が継いだ言葉に霧野はゆっくりと頷いた。

その二人のやりとりのには5対10での戦闘、つまり「倍の数のAMを相手にしても大きな損害がなく撃退可能だ」ということが前提がある。

「ちなみに…。

この件に関しての軍からの援軍は?」

佐良が口を開く。

敵の数を考えれば軍からの援軍が来てもなんら不思議はない。

むしろ援軍を送るのが普通だろう。

「援軍なら…来ているだろう。」

白井が横目に弥羽を見ながら佐良に応えた。

「この件に関してはこれ以上の援軍はないわ。」

霧野が佐良の質問を閉めるように答える。

いくら優秀なパイロットとはいえ、いくら新型のAMを配備したとはいえ…。

現在のAMの数の差から考えれば、たった一人の援軍、それは焼け石に水程度のものだろう。

「話は少し飛んだが…。

先ほど説明した強行偵察このエリアを防衛するために必要な策だ、ということだ。」

霧野は話題を当初のものに戻し、舩坂に視線を送る。

視線を送られた舩坂は「了解」とでも言うかのように片手を挙げ、手でOKのサインを出していた。