PRAY MACENARY

「霧野、本気~?

危なくないの?罠かもしれない。」

弥羽の声が管制室に響く。弥羽の言うことももっともだ。

騙し討ちの可能性も零ではない。

「問題ない。」

「あぁ。」

「あの大将なら大丈夫だろ。」

霧野の言葉に白井、舩坂も同意する。

「佐良、いいか?」

霧野の言葉に佐良は半ば呆然としながら、ただ「了解」と返した。

「私もすぐ爪狐に機乗する。」
そう言うと通信は切れ、しばしの沈黙が広がる。


「舩坂、さっき言ってた大丈夫って…。」

「そうそう、なんで~?」

沈黙を裂いた佐良の言葉に弥羽が続く。

「野郎は騙し討ちなんてとするタイプじゃねぇからな。」

舩坂の声は真剣味を帯びているが、やや緊張感に欠ける。

「野郎っていうのは、向こうの司令官のことだ。」

舩坂の説明不足を白井が淡々と説明を始める。

「俺と舩坂、霧野は一年前も奴と直接、戦争してるからな。

どんな奴かは行ってくればわかる。」