やがて視界の隅にあった隼に装備されていたライフルから数発の弾丸が発射される。

隼のライフルから放たれた弾丸三発、三発の弾丸は一分の狂いもなく線を引きながら、それぞれに敵機コクピットに着弾する。

それと同時に隼は機首を上げ、Uを描くように上昇しながら、敵機から距離をあけた。

瞬く間に炎と機体の部品を辺りに撒き散らしながら爆発する三機のAM、さらにはそれに巻き込まれ一機のAMがやや間隔を置いて爆発する。

残った敵機からは未だに銃弾が隼に向かい放たれた続けるが、白井機から撃ち出されていた砲弾が銃撃を続けていた内の一機に直撃、その機体は頭部を吹き飛ばされたまま沈黙し、やがて白煙を放ち始めた。


続いて佐良機がガトリングガンから弾丸を敵機集団に向かいバラまく。

やや距離があり射程圏ぎりぎりであった佐良機のガトリングガンは二機を撃破しながらも、ほとんどの弾丸は地面に突き刺さり辺りに土煙を上げた。