「それならそうと早く言え。

あと……、あんま妬かせんな……」


『えっ、あっ、ちょっと待ってよ~!!』



私の頭をくしゃっと撫でて、再びスタスタと前を歩き始める清龍。


    ・
『ねぇ、焼くって何を?

あっ、分かったっ!!

お餅のことでしょ!?

私それなら磯辺焼きがいいっ!!

海苔巻くと美味しいんだよ~』


楽しげに笑う私とは対照的に清龍の表情は凍っていた。



もう、清龍ってばいきなり怒ったり、笑ったり、忙しいんだから~。

やっぱ変なヤツ!!



(どっから餅の話が出てきたんだよ……
↑by 清龍)


清龍がこのとき、ため息をついたのは言うまでもない。



こうして、デート一日目は無事(?)幕を閉じたのでした。