フラれてるくせに… 空守君には私なんて、ただの同じクラスの生徒としか見られてないのに… 胸が締め付けられるように苦しくなる。 どんな女性なんだろう…って気に掛けちゃう。 ごめんね、空守君。 いつまでも好きなままで。 諦められたら良かったのにな…。 ハァ…と溜め息をつくと、前の席の静乃がクルッと後ろを向いた。