もしかして…… 伏せられた顔を少し起こして額に触れる。 「……空守君、すごい熱。」 どうりで足元もフラついていたわけだ。 急いで空守君をベッドまで誘導して寝かせると、冷やしたタオルを額にのせた。 火照った頬、苦しそうな呼吸…。 朝比奈先生を呼んで来なくちゃ…! そう思い、空守君を寝かせたベッドから離れようとした時…… 「え?」