二人で微笑み合った後、再び私たちは理緒の家へと、雨が降る道を寄り添いながら歩いた。


ゆっくりと…
一歩ずつ。


温もりを感じながら歩く帰り道は、キラキラ輝いて見えた。



理緒…。
私の初恋の王子様…。


これから先もずっと一途に想い続けるからね…。


どんなことがあっても、私の心はいつも理緒に向いているよ…。


だって…





恋する心は『あなた』限定だから…。





*fin*