「理緒、ごめんなさい…。私…“良かった”なんて思ってないの…。本当は、理緒が女の子たちからプレゼント貰ったりするのを見るのが辛かった…。新谷さんからのプレゼントも受け取って欲しくない…って心のどこかで思ってたの…。」


涙と共に、言葉が溢れてくる。


「私…理緒が好き。大好き…。いつも彼女らしく接することが出来ない私だけど、ずっとずっと傍に居たいの…。だからお願い…、私のこと嫌いにならないで下さい…。」



一気に溢れた大粒の涙に、私は目をギュッと瞑って唇を噛みしめた。


心の奥から込み上げてきた理緒への気持ち…。


堰を切ったように溢れてしまった。


涙を何度もすする私の頬に触れていた理緒の手は顎へと下りる。


手を優しく添え、少し上に向けられた私の唇に温かいものが重ねられた。