「それじゃあ、来週の月曜日は…放課後になったら、ここに集合な…。」


俺は横から顔を覗き込むと、由優の唇に微かに触れるだけのキスをした。


瞬きを何度もしながら、カチコチに固まってる由優に微笑ましさを感じながら、しばらく二人の時間を過ごす。


白いカーテンに遮られているせいか、保健室には俺たち以外、誰もいないような感覚がした。


由優の隣にいると、鼓動のリズムが心地よくて、何時間でもこのままで居たい…。


自然にそう思える。


来週から由優と、また保健室で会える日々が始まるんだな…。


そんなことを考えてるうちに、俺の気持ちは驚くほど軽やかに浮上していた。