恋する心は“あなた”限定


街灯が照らす道を、肩を落としながらトボトボ歩いてきた私は、家の前まで来るとハァ…とため息がこぼれる。



結局、プレゼント…決められなかったなぁ…。


明日も放課後になったら、別のお店を何軒かあたってみよう…。


まだ時間が完全に無くなったわけじゃないし、明日は決められるかもしれない…。


明日以降のプレゼント選びに期待を寄せながら家の中に入ると、お母さんがパタパタとスリッパの音を響かせて、キッチンから出てきた。


「おかえり。遅かったわね〜!もうすぐ夕食の時間だから、制服着替えて手伝って!」


「……うん。」


そんな気分じゃないのに…と思いながらも、私は着替えを済ませてキッチンへと入った。