恋する心は“あなた”限定


……まだ思い浮かばないよ。


一日の授業が終わり、家に帰って来た私はベッドに仰向けに寝転がった。


考えれば考えるほど、ますます何を渡せばいいのか分からなくなる。


あと一週間で誕生日なのに…。


溜め息をつきながら、ベッド脇にあるカーテンの隙間から零れる月の光を見つめた。


私……
ずっと理緒が好きだったけど…


その想いのわりには、理緒自身のこと…あまりよく知らなかったみたい…。


彼女にもさせてもらったのに、これじゃあ…失格かなぁ…?