私と雅お兄ちゃんだけになった保健室。 少し沈黙があった後、空守君が座っていた場所に雅お兄ちゃんが腰をおろした。 「アイツの言ってたこと、本当?“俺のもの”って言ってたけど…。」 横から顔を覗き込まれた私は、コクンと頷いた。 途端にカァッと熱くなる体が、ドキドキを加速させる。 もう熱くて沸騰してしまいそうな勢いだ…。